SHの発音(汽車)
今日はSHの発音。
シュに「小さなユ」があるからと言ってYの音入れてはいけません。あくまでSYUでなく、SHUです。そして母音のUに移行せず、いつまでも息でSH~~~とやれば、完成。Sは尖がった音ですが、SHはもうすこしゆったりしてます。
日本語のサ、シ、ス、セ、ソのシはローマ字で SHIと書きます。だから「シ」でいいんでしょ。 うーん、ちょっと違います。じゃあ、犬を追い払う時みたいに「シー」と言えば、いいんでしょう。 いえまだ。
舌を下顎にただ楽に置いて(「シ」の時は固い天井すなわち硬口蓋に相当近付けてますが、それをやめて)、厚みのある感じでシュと言ってください。この時、調音点は「シ」(=硬口蓋)よりも少し前の後部歯茎(舌先で上の歯の裏から奥へとたどり、歯茎が水平面から垂直面に移ったところ)になり、唇は半開きでメガホンのように丸まります。
シュに「小さなユ」があるからと言ってYの音入れてはいけません。あくまでSYUでなく、SHUです。そして母音のUに移行せず、いつまでも息でSH~~~とやれば、完成。Sは尖がった音ですが、SHはもうすこしゆったりしてます。
なお、D・ケントとC・リードの「音声の音響分析」P37には、SHの音は下歯が阻害物となり、Sの音は上歯が阻害物になる、とあります。すなわち、そこに息の気流がぶつかるということです。
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