フルとは（意味）
フルとは（意味）
春らんまんなので少しフルフルしちゃいます（って意味不明）。
お題は短くフル。でも意味は満ち満ちて、いっぱいで、全面的です。
まずはガソリンスタンドで「フルで」と言えば満タン。なぜかカタカナ語の場合、車関連が多いです。例えば、フルモデルチェンジ、この場合は「全面的な」ということで、反対はマイナーチェンジ。フルスロットルはエンジン全開。フルスペックは最大限の仕様といった意味。家電業界はフルスペック・ハイビジョンの定義で論争しているようです。あとフル稼働というのがあります。普通は国全体の設備稼働率や工場のことを言いますが、一日中ロボットのように働いた人も自分のことをそう言います。
ＩＴ用語ではフルブラウザー。ブラウザーはもちろん閲覧ソフトですが、フルが付くと、携帯でパソコン用のページ全体を見やすくするものです。例えば、ジグブラウザーと言うのがあります。
フルボディー。ワインブームの前は知りませんでした。英語ではそのまま全身の意味もあります。身体という言葉でコクを表すのって面白いです。別の肉体的表現を使えば、パンチがあるということでしょうか。そう言えば、格闘技でフルコンタクトは寸止めしなくていい、まじ殴ってもよろしいというルール。
フルが言葉の後ろに来るものは英語はたくさんありますが、カタカナ語の場合は少ない気がします。まずは昔カネボウのＣＭではやった「フォー・ビューティフル・ヒューマン・ライフ」のビューティフル。ビューティ（美）・フル（いっぱい）で美しいとなります。カラフルは色がいっぱい、パワフルはパワーがいっぱい、サスペンスフルはサスペンスに満ちた、となります。
さて頭の中がフルだらけ状態、これはもうフルフルというべき、ということでタイトルの意味が明らかになったところで少し英語の話です。
米国へ旅行を行きました。相手のアメリカ人が「フル」と言ったのがちらっと聞こえました。さてどう意味でしょう。
１）レストランでお腹に手を当てて、にこやかな顔だった。→「お腹いっぱいだ」 Ｉ'm full. 日本ではメタボというんだと教えてあげよう。
２）くしゃみをして、鼻をかんで、つらそうな顔だった。→「インフルエンザなんだ」 I have a flu. 離れましょう。
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