デトックスとは(意味)
デトックスとは(意味)
ある作家はアイデアの湧く場所は3Bだと言ってました。3BとはBATH(お風呂)、BEER(ビール=アルコール)、BUS(バス=乗り物)。多分、こういう時、常識人の左脳さんのタガが外れて、自由人の右脳くんが好き放題をやり出すのだと思います。その証拠として、左脳に磁気を与えて活動を抑制すると、紙の上にある数百個の点の数をパッと見て当てるテストの成績がぐーんと向上するというのをテレビで見たことがあります。
今、左脳さんから「おい。何のブログで何のタイトルか思い出せ」という指令が来ましたので、本道に戻ります。
(●お急ぎの方はここからお読みください)
昨日、電車の中で見たんです。「本音デトックス」とかいうコピー。本音を吐いて、気持ちをすっきりさせようと意味で使ってました。こういう風に身体だけでなく、心の方面に使い始めたら、いくらでも新しい使い方ができます。例えば、気の弱い人には「弱音デトックス」。ストレスの溜まっている人には「ストレスデトックス」。妄想傾向のある人には「妄想デトックス」。
それでようやく語源に行くと、デトックスはデ(離す)・トックス(毒)で解毒となります。毒には2つ単語があって、トキシンとポイズンですが、主として生物由来のもの=トキシンと化学合成によるもの=ポイズンという風に使い分けています(ポイズンで思い出すのは香水の「ポワゾン」。香水に毒という名前を付けてしまったセンスに敬服)。
デトックスは本来、病院で中毒患者から毒(アルコールやドラッグを含む)を抜くことを指していたのが、もっと広い意味で使わ(させら?)れるようになったようです。だから二日酔いの人がサウナで汗をかいてデトックスとするというのは正しい使い方です。でも今のデトックスブームみたいなものはイメージ専行の面があるので要注意。なんとなくカッコイイわけわかんないカタカナ語を導入して流行らせて儲けにつなげるというのが一つのパターンだという気がします。アメリカとかで既に流行っていたものを翻訳して持ち込む場合も多いかもしれませんが。
少し英語です。毒を抜く方がデトックスなら、入れる方(こっちの方も気持ちいい)がイントキシケイトです。イン(中に)・トキシケイト(毒)です。イントキシケイティドにすれば、酔っているという意味の形容詞になります。
だいぶ頭がすっきりしてきました。文章を書くこともデトックスになるのでしょうか。毒のある笑いも好きなので、毒されないように気をつけてください。
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