発音のバグ出し
英語の発音で苦労しないには、間違った音を身に付けないこと。いったん身に付けると、これがもう大変。叩いて叩いても出てくるゴキブリ、あるいは直しても直しても出てくるソフトのバグ。ではこのバグをどうやって追い込むか。おっと、その前に、どうして、こうなっちゃうのか。
言語のトライアングル(三角)は、音と意味と文字。
母語の場合は正しい音と意味をある程度知ってから文字の学習。(文字のない言語もあり) きれいなトライアングル完成。
ところが、外国語学習の多くの場合は、文字と間違った音と意味がセットで襲ってくる。刷り込まないでくれ~と言っても後の祭り。こちらもトライアングル完成。
間違った音(間違った発音・発声の仕方)
△
意味 文字
発音矯正というと、文字を見て、発音記号を見て、発音の仕方を本で学んだり(先生に教えてもらったりして)、正しい音に変えます。そして、文字→正しい発音ができるようになります。ところが、が~ん。会話になると、また間違った発音が顔(というか口)を出すのです。とくに丁々発止みたいな議論になると、出てくる出てくる。
これは、ある英語サークルの皆さんの英語を観察していてもそうでした。米雑誌音読の時はネイティブか!、ぐらいで読んでいた人が、議論になると、ぐぐぐっとカタカナ発音に近づくんです。文字と正しい音はつながりができていても、意味と正しい音がつながっていない。
もう一つ、自分の経験。相当発音がよくなったと思ってたころ、何かの事情で英文の意味を急いで掴む必要があって、意味を掴みつつ、高速で音読したら、昔の間違った発音がうわーっと出てきたことがあります。
そこで間違った音に退場してもらうには、どうするか。正しい音と意味(さらには感情)を結びつける。これに尽きます。(まず正しい発音を出せるようにしておくのが前提)
上の2点を試してみてください。そして、さらに感情を変化させ、それに応じて読み方を変化させ、それによる音の変化を認識・記憶してください。同じ文をささやいたり、どなったりするわけです。これによってリスニング対応力もさらにアップ。★キラっ。
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