water under the bridgeとは(意味)

今日は "water under the bridge" です。

この表現を聞くと、橋の上から川面を見つめる・・・鴨長明を思い出します。
有名な方丈記の出だし。「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」
「祇園精舎の・・・」ともに日本人の無常観を掻き立てる文章です。
ところで青山学院の福岡教授が爆笑問題の番組に出てた時に「川の流れを見つめるのが好きだ」と言ってました。もしや鴨長明の生まれ変わりでしょうか。福岡教授は「動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか」という本を出されていますが、方丈記の出だしで言えば、「ゆく河の流れは絶えずして」=平衡、「しかももとの水にあらず」=動的と言えるかもしれません。
そして、動的平衡にあると思われた生命も時間が経てば、やがて平衡が崩れに死に至ります。漢詩にこういうのがありました。
    古人無復洛城東        古人また洛城の東に無し
    今人還対落花風        今人還(かえ)って対す落花の風
    年年歳歳花相似        年年歳歳花あい似たり
    歳歳年年人不同        歳歳年年人同じからず
桜は毎年同じ、人は毎年変わっていくことを感慨深く読んでいます。しかし、この桜の木もやがては枯れる時が来るわけです。ああ無常またはエントロピー増大の法則。

“water under the bridge”からどんどん脱線しました。この表現は、過ぎ去ったことという意味です。

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